新しいもの・古いもの

雨は降らないが気温が高く、草はぐんぐん成長している。
母屋と菜園の北側に若干の平地がある。
ここも昔は菜園として耕されていた記憶がある。
どのように利用するかは別として、イタドリ、熊笹の居場所にはしたくない。
イタドリ、熊笹としては居ついて権利を主張したいのであろうが、私としては双方新参者である。
時間と力がある限りは刈り尽くす。
母が家庭菜園の資材置き場として使用している倉庫がある。
固定資産税の明細記録によれば昭和30年築となっている。
今年で築59年となる木造2階建ての倉庫である。
私の記憶では米の乾燥から精米までの一貫システムが揃った工場であった。
脱穀は足踏み式脱穀機。籾摺りは手回し籾すり機と200Vのモーターを動力源とした機械式の両方を使用していた。
精米はモーターを動力源とした機械式と記憶している。
現在の機械は1台ごとにモーターがついていることが当たり前であるが、60年も前は小型のモーターが一般に普及していなかった。
1台のモーターから1階の天井の高さに設置したシャフトに取り付けた車輪にベルトで回転を伝え、そこからベルトでそれぞれの機械へ回転力を伝えていた。
母が使っている資材置き場は昔、籾殻の堆積場であった。写真の左手に見える突き出た下屋は精米ででる米糠の置き場であった。
基礎となる地盤は大昔は河原でありしっかりしている。倉庫の柱、梁は5寸角以上の太さを使用しているため今でも狂いは少ない。
しかし、外壁の板張りは厚さ12mmであり風雨にさらされスカスカの状態である。
扉も朽ち果てて今は無い。
築59年の倉庫に20~30年使い続けた資材を収納している。
放っておくと外壁がなくなりそうであるので、ドアと痛みの激しい外壁を補修した。
物持ちの良い家であるので、補修材料はあるもので間に合わせた。
コストパフォーマンスを重視しているので見栄えは2の次である。
草刈り
倉庫裏口ドア設置

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ABOUTこの記事をかいた人

5年前に定年退職した65才男性。 勤務中の不摂生が祟り、心筋梗塞と胃がんを発症し現在共存中。 祖父、父と2代に渡り開墾した6ヘクタールの荒地を3年前から管理を始める。